もし台風で避難が必要になったら
こんにちは。家丸です。
前回に続き台風についてのお話です。
今回は実際に被害が大きい場合の避難などの手順についてもっと深掘りしてみようと思います。
先日の台風で被害を受けなかった方も実際に大型台風が来た場合に思い出せるよう、ご一読いただければと思います。
1 避難時の持ち物を確認する
普段から避難時に持ち出すものを準備しておけば、いざというときに安心です。
避難するときの服装
- ・動きやすい長そで・長ズボン(防水加工されているものが望ましい)
- ・スニーカー(長靴だと雨水が入った場合動けなくなるため)
- ・傘(道が浸水している場合にマンホールや側溝にはまらないように地面を確認するため。傘はささない)
- ・雨具上下(レインコートだけではズボンがずぶ濡れになってしまうので着替えを減らすため)
- ・ヘルメット
避難時の持ち物
以下は非常持ち出し品の一例です。
- ・リュックサック
- ・飲料水、乾パンやクラッカーなど、レトルト食品、缶詰、粉ミルク、哺乳ビンなど
- ・救急医薬品、常備薬、マスク、紙おむつ、生理用品
- ・現金(小銭も)、預金通帳など、印鑑、健康保険証など、身分証明書
- ・下着、タオル、寝袋、雨具、軍手、靴
- ・ナイフ、缶切、鍋や水筒、懐中電灯、ラジオ、電池、ロープ、マッチやライター、使い捨てのカイロ、ティッシュなど、筆記用具、ごみ袋
- ・防災頭巾やヘルメット、予備の眼鏡など、地図
※気象庁 自分で行う災害への備えより引用
2 情報収集
情報収集はとても大切です。
台風が発生、接近したら、気象情報を常に確認し、避難の準備を進めます。
スマホのアプリで台風情報を見る
台風の情報はスマホのアプリで簡単に見ることができます。
App Store、Google Play「台風情報」で簡単に検索できますので、自分に合ったアプリを選びましょう。
SNSで台風情報を見る
TwitterなどのSNSでもリアルタイムで情報収集ができます。
しかしデマや間違った情報が流れてくることもありますので、信憑性のある情報かよく見極めることが大切です。
避難場所の確認
避難所もアプリなどで検索することができますが、混雑状況によっては入れない場合があります。
そういった場合は近くにある頑丈な建物に避難することが望ましいです。
友人や親戚のマンションなど、頑丈な建物に住んでいる方が身近にいたらそこに避難させてもらえるか確認しておくと、避難所の混雑状況に左右されずに行動できます。
また、ご自身の生活している地域のどこにどのような災害のリスクがあるかはハザードマップで確認することができます。
まずはいざというときにどの道を通ってどこに避難するのが安全か考えてみましょう。
ハザードマップポータルサイト
3 避難するタイミング
「避難情報」を基準とします。そちらで「避難指示」が出たらすぐに避難するようにしてください。
テレビ、ラジオ、ネットで情報を受け取ることができます。
避難情報で検索すると、さまざまなwebサイトで情報が発信されているので、ご自身が見やすいページで情報を集めるのが無難かと思います。
避難情報には警戒レベルが設定されており、警戒レベルは5段階に分けられています。
小さいお子さんや高齢者の方がご家族にいる場合は警戒レベル3、行動するのに支障のない成人のみの場合は警戒レベル4で避難を開始してください。
※船橋市防災ポータルサイトより引用
4 台風が通過した後は
避難が必要なレベルの台風だと、通過した後も河川の氾濫や土砂災害などの危険があります。
まずは避難情報を見て、安全を確認しましょう。
安全が確認できてご自宅に戻ったら、飛来物などでの破損や冠水による被害を確認してください。
確認の際は安全のため、長そで長ズボン、動きやすい靴(サンダルは危険です)で、ヘルメットを着用するのが望ましいです。
漏電や感染症の恐れもあるため、下記に注意してください。
家屋
- ・落下物や倒壊の危険がないか調べる。あれば、直ちに補強や除去を行う。
- ・一度水に浸かった屋内配線等は漏電の危険があり使用前に必ず安全点検。
- ・灯油や農薬など危険物の漏出はないか調べる。
- ・浸水の被害にあったら、建物や家具などは念入りに消毒する。
- ・水害にあったら、衛生管理に注意する。水道水は煮沸し、手は必ず消毒。
- ・床下や家の周囲に石灰をまいて消毒する。
- ・家の中の風通しをよくし乾燥させる。
★浸水後は、悪臭や汚れが残るほか、伝染病が発生するおそれがあります。
保健所などの指示をもとに、衛生面に注意しましょう。
電線
- ・断線した電線が家屋等に触れていないか調べ、もしあれば電力会社に連絡。
★断線した電線には絶対に触れないこと! 感電死の危険もあります。
保険
- ・被害の状況が分かるように、写真などで記録しておきましょう。
※京都大学防災研究所監修 台風時の強風災害に対する対応より引用
5 最後に
こちらで紹介した以外にも、防災に関する情報は多く世に出回っています。
この記事が、ご自身やご家族に必要な情報を収集し、災害から身を守るきっかけになれば幸いです。